健和会病院は5月22日付けで、全国の病院で50番目、県内では上伊那生協病院、佐久総合病院、松本協立病院に次いで4番目に健康増進活動拠点病院(Health Promoting Hospital、以下HPHとする)として登録されました。HPHの取り組みは、①患者さんに対しては、SDHを入院時にスクリーニングし、カンファレンスで検討する仕組みづくりや、無料低額診療事業の活用と周知を行ってきました。②地域住民の健康づくりでは、大型スーパー店舗内、やまびこマーチでの体力測定と健康寿命を延ばす為の運動指導を行っています。自分と家族の健康を守り、安心して住み続けられる街づくりのために健和会と一緒に医療・福祉を良くする活動に取り組んでいる伊那谷健康友の会(会員約一万人)と連携して、地域の文化祭でも体力測定に取り組んできました。友の会では、職員も参加し毎月90班弱で班会を開催し、健康チェック・健康学習・交流を行っていますが、班会に参加すること自体に健康増進効果があることが先行研究で示されています。③職員に向けた活動では、健康診断時に体力測定を行うほか、健診結果説明会、歩数イベント、サラダバー企画を行っています。
今後も、HPH活動を通じて、子どもから高齢者まで幅広い年代を対象に健康増進に取り組み、健康格差のない、住民同士のつながりがある地域づくりを目指します。